コラーゲンの基礎知識

 

コラーゲンという名前はすっかりお馴染みですが、詳しくはあまり知られていないかもしれません。ここではすこしコラーゲンの基礎知識をお話ししておきましょう。

 

コラーゲンとは、人間をはじめとするあらゆる動物の体内に最も多く含まれているもので、タンパク質の一種です。コラーゲンが存在するのは、身体の皮膚、筋肉、内臓、骨、関節、髪、目など、いろいろな組織にわたっており、主に細胞をつなぐ役目をしています。

 

もともと人間の体の中には約20%のタンパク質がありますが、その3分の1はコラーゲンで構成されていて、その点からもコラーゲンは人間の体には不可欠な重要成分だということがわかると思います。

 

コラーゲンが不足すると身体には様々なトラブルの可能性が出てきます。コラーゲンの量は10代後半でピークを迎え、以後は加齢と共に次第に減少していきます。こうしてコラーゲンが不足すると、しわやたるみなどの皮膚の衰えや、関節の痛み、変形、骨の衰えなど、老化に関する症状が現れていきます。

 

これらを防止しようとするには、コラーゲンの新陳代謝を活発にすることが必要になります。コラーゲンは食品などから摂取されると、体内でアミノ酸に分解され、各所の必要性に対応して様々なタンパク質に再合成されます。

 

コラーゲンを摂取しても、全てが体内でコラーゲンになるわけではありませんが、コラーゲンを摂取することで、コラーゲンの新陳代謝は活発になって、年齢が高くても再度コラーゲンとして合成されるということが解明されています。

 

コラーゲンが美容関連で効果があることは既に周知となっていますが、それにも増して、私たちの身体の健康を守る上で大変重要な働きをしてくれているのです。